2024年03月12日

コラム

空き家売却のタイミングは？避けるべきタイミングも盛岡の専門業者が解説

相続などで空き家を所有することになり「売却したい」と考える方は少なくありません。
しかし、悩みどころは「いつ売却するか」です。
空き家の売却におすすめのタイミングはあるのでしょうか？
盛岡の専門業者の視点で、空き家売却のおすすめタイミングについて解説します。

■空き家売却のおすすめタイミングは？

盛岡などに所有している空き家売却のタイミングで迷ったときは、次のようなタイミングがおすすめです。

・空き家の維持管理に困っているならすぐ売る

空き家を使っていないときは「固定資産税の負担が重く困っている」「維持管理が大変で悩んでいる」などと困っているケースが少なくありません。
空き家の維持管理に困っているなら、すぐに空き家売却することをおすすめします。
早く売ればその分だけ空き家にかかる費用・労力面での負担が軽減されるので、「すぐ」を空き家売却のタイミングにするメリットはあると言えるでしょう。

・税制優遇が受けられるタイミング

空き家売却にはさまざまな税制優遇措置があります。
相続した空き家なのか、それとも最初から自分の所有していた空き家なのか、所有期間は何年なのかなど事情によって使える税制優遇は違ってきます。

空き家売却で税制優遇が使えるタイミングで売却することも方法のひとつです。
空き家売却時の税金の負担を軽減できるからです。

・築15年くらいの戸建て住宅は古くなる前に売る

空き家は築年数が古くなると、それだけ価値が落ちてしまいます。
そのため、築年数の新しい空き家の場合は早めに売却することをおすすめします。
築15年くらいの空き家であれば、それ以上築年数を重ねてしまう前に、早めに売却することをおすすめします。

■避けたい空き家売却のタイミングはある？

空き家売却のおすすめタイミングとは逆に、おすすめできない空き家売却のタイミングはあるのでしょうか。
実は、空き家売却にはおすすめできないタイミングもあります。
次のようなタイミングでの空き家売却はおすすめしません。

・もう少しで税制優遇を受けられるタイミング
・遺産や相続で揉めているタイミング
・相場が有利に動くと予想されるタイミング

所有期間が税制優遇の条件になっている場合は、税制優遇を受けられるようになったタイミングでの空き家売却がおすすめです。
対して税制優遇を受けられる直前のタイミングでの売却はおすすめしません。

遺産や相続で揉めているときに故人名義だった空き家を売却すると、どうしてもトラブルが深刻化します。
新しいトラブルの火種になる可能性もあるので、問題が解決してからの空き家売却がおすすめです。

相場が上がるタイミングでの空き家売却もおすすめしません。
相場が上がる可能性がある場合はより高く売れる可能性があるわけですから、急ぎのケースを除いて状況の注視をおすすめします。

■最後に

空き家売却のタイミングについてお話ししました。
空き家は所有しているだけでお金と労力がかかってしまいます。
したがって、「負担が重い」と感じているなら、すぐに売却した方が良いと言えるでしょう。
もう少しで税制優遇を受けられるというタイミングでも、「今売るメリット」と「税制優遇を受けるメリット」を比較して決めることが重要です。